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アルトコインは仮想通貨の中でもビットコイン以外の通貨の総称だよ。
アルトコインとは?
アルトコインとは(alternative coin)の略で、ビットコイン以外の仮想通貨を指します。現在、数千種類以上のアルトコインが存在し、アルトコインは誰でも作ることができることから、仮想通貨の種類は実質無限大です。しかし、投資価値のある有名なアルトコインは10〜20種類ほどと言われています。また、2024年現在、日本の取引所では30種類程度のアルトコインが取引可能です。
今回はアルトコインの中でも特に有名な3つのコインについて学んだ特徴をアウトプットしていきます。
イーサリアム(ETH)
イーサリアムとは?
イーサリアムは、ブロックチェーン技術を基盤にした分散型プラットフォームであり、その中で使用される通貨がETHです。イーサリアムの特徴は、スマートコントラクトと呼ばれる自動契約実行プログラムを組み込める点にあります。
イーサリアム上ではゲームやアプリなどを作ったり使ったりすることができます。
スマートコントラクトとDApps
スマートコントラクトとは、条件が満たされた時に自動的に契約が実行されるプログラムです。例えば、自動販売機のように、お金を入れてボタンを押すと商品が出てくるシステムを思い浮かべるとわかりやすいです。
こうした自動プログラムをインターネット上、特に、ブロックチェーンという誰にも改竄されないシステム上に作れるのがイーサリアムというプラットホームの特徴です。
ブロックチェーン上で動作するスマートコントラクトは不正や改竄が難しいうえ、特定の管理者を必要とせず、そのため、余計な手数料が掛かからないというメリットがあります。
この技術を利用してイーサリアムのプラットホーム上に開発されたゲームやアプリなどをDAppsと言います。
ETHの特徴まとめ
イーサリアムでは
スマートコントラクト=契約を自動実行する機能で、
DApps=スマートコントラクトを使ったみんなで分散管理するアプリを作ることができる。
DAppsを動かす際に使う通貨をETHという。
スマートコントラクトはビットコインには実装されていない為、
利便性や使い道の面ではイーサリアムがビットコインに勝るポイントです。
リップル(XRP)
リップルとは?
リップルは、送金に特化した仮想通貨で、迅速かつ低コストでの送金が可能です。ビットコインやイーサリアムと比べて、送金速度が非常に速く、手数料も格段に安いのが特徴です。
送金の特徴
リップルの送金システムは、現行の国際送金システムであるSwiftの課題を解決するために設計されました。日本の銀行で円をXRPに交換し、アメリカに送金、アメリカの銀行でXRPをドルに交換することで、手数料を抑えつつ迅速な送金が可能となります。
ビットコインやイーサリアムは安全性や特殊機能を重視している為、みんなが一斉に使うと送金時間や送金手数料が増える。というデメリットがあります。
その為、100円などの少額の送金には向いていません。
リップル社のデータによれば、XRPは3.3秒で送金が完了し、手数料は0.0004ドル(日本円で0.1円以下)とされています。
リップルの特徴まとめ
リップルは国際送金ネットワークシステム関連の仮想通貨。
つまり送金に特化した仮想通貨だということを覚えておけばOK
バイナンスコイン(BNB)
バイナンスコインとは?
バイナンス(BNB)は、世界最大の仮想通貨取引所「BINANCE」が発行している仮想通貨です。取引所内での取引手数料の支払いなどに利用されます。
BNBの特徴
イーサリアムが分散型の管理をする一方、
バイナンスは中央集権的な管理を行う取引所です。中央管理者が迅速に意思決定を行い、開発を進めることができる一方で、権力が集中するリスクも伴います。
BNBはビットコインやETHのような権力分散という思想とは少し離れる仮想通貨です。
だからと言って悪いわけではなく、
バイナンスという巨大資本にガンガン後押しされるというメリットや、中央管理者がどんどん開発を進めていけるというメリットもあります。
例えると、イーサリアムが日本的な政治、バイナンスが中国的な政治のイメージです。
日本の政治はたくさんの人々が話し合って慎重に物事を決めるので、大きな失敗は起こりにくいですが、意思決定が遅く、成長速度も遅いというデメリットがあります。
一方で中国の政治は、中国共産党の一声であらゆる物事が決まるので、大きな失敗がたまに発生するというデメリットはありますが、意思決定が早く、急激な経済成長につながるというメリットがあります。
バイナンスコインの特徴まとめ
・世界最大級の仮想通貨取引所で使われるコイン
・中央集権的だが、巨大資本に後押しされた安心感が魅力
まとめ
今回は、仮想通貨の中でもビットコイン以外のアルトコインについて学びました。みんなが良いというから投資している。ではなく、仮想通貨それぞれの特徴を理解して、自分の意思で投資対象を選ぶ為の学びとなりました。
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