【差押】20代で借金2000万円を背負った男の物語

借金返済
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借金があるなんてなかなか人に言える話じゃないですよね。

そう誰しもが思うように、他人の借金体験を聞く機会も多くはないとおもいます。

でも、世の中には公にはしていなくても借金で苦しんでいる人が少なからずいるのも事実です。
人の振り見て我が振り直せではないですが、他人の借金体験談を聞くことにより、もしかしたらなにか得られるものがあるかもしれません。

そんなことを思いつつ今回は僕のリアルな借金体験談をお話ししていきます!

 

20代で借金2000万円を背負った理由

なぜぼくが2000万円を超える借金を背負うことになったのか?

きっかけは…

キャバクラです。

ぼくは24歳の時結婚を機に初めて就職をしました。
不動産売買の営業マンです。

いろいろなところに面接にいきましたがことごとく落ち続け、最終的に即決で採用を決めてくれたのがこの不動産会社でした。

給料は固定で25万円。
更に契約を取ってこられれば歩合として何%かがプラスされるという雇用契約、、、
のはずでした。

しかし、
いざ実際に働いてみると、この会社には2つの雇用形態があることがわかりました。

一つは最初に説明を受けた固定給プラス歩合の雇用形態。
もう一つは完全歩合で個人事業主として働く雇用形態。
つまり固定給が全くなく、契約を取ってきた手数料の一部が歩合として受け取れるという雇用形態です。

当然のことながらぼくは最初に説明を受けていた固定給ありの雇用形態で働けるものと思っていました。

でも実際には固定給は3ヶ月で打ち切られてしまいました。

当時の店長いわく、
『固定給のシステムはあるがこの店舗ではみんな完全歩合で働いている。だから君もそうしなさい』とのこと。

転職も考えましたが、あの落ち続けた面接の日々を思い返すとやめる勇気もありません。
そうこうしているうちに入社4ヶ月目で転機が訪れます。

たまたま家が1軒売れました。

すると幸運なことに、とんとん拍子に家が売れ始めぼくの最高月収は90万円を超える月も出始めました。

ただしそこは完全歩合。
売れない月は給与明細が白紙で渡されます。

とはいえ、今までフリーターで大した給料を受け取ったことのない20代半ばの男が100万円近くもの大金を受け取れるようになるとどうなるか。

完全に金銭感覚が麻痺してしまいます。

そんな時、先輩に連れられ初めて行ったのがキャバクラでした。

最初こそあまり楽しいとは思えなかったのですが、何度か通ううちにお店の女の子とも仲良くなり、いつしか常連客となりました。
キャバクラにハマってしまったんです。
行くたびに5万、10万の支払いをしていました。

それも月に1、2度ではありません。
週に1、2回は通っていました。
その度に何万ものお金を支払うわけです。
周りの先輩たちは羽振りもよく、たまたま何軒か契約が取れただけのぼくも調子にノリそれに合わせてしまっていたんです。
当時ぼくは自分で稼いだお金の額を妻には伝えておらず、給料のほぼ全てをキャバクラに突っ込んでいました。

生活費は妻の給料でなんとかまかなっていましたが、そんな生活も長くは続きません。
完全歩合のため契約が取れない月は給料がゼロ。
契約が取れない月が2ヶ月続く時もありました。

それでもぼくは止まりません。
キャバクラに通い続けました。

この頃妻によく言っていた口グセが、
『金なんてまた稼げばいいんだよ』です。

完全に勘違いしていました。

当初からキャッシュではなくクレジットカードで支払いをしていたのですが、とうとうその支払いができない月が出てきてしまったんです。

資金ショートです。

どうしようもなくなり、この時初めて妻に状況を打ち明けました。
そして、妻が大切にしていたロレックスの腕時計を質屋に持ち込むことによってなんとかこの急場を凌ぎました。

この時すでに妻のお腹には長女がいました。

最低です。

ただ、この時の妻の行動は今でも忘れられません。

『あなたが家計を全て管理しなさい』

と通帳と家計簿を渡し、お金で失敗したぼくに家計を全て任せたんです。

当時のぼくには罵詈雑言を浴びせられるよりも効きました。

そしてしばらくの後、ぼくは家を買います。

元々、子どもができたら買いたいというのもあったのですが、
今までのおこないの反省、今後は腰を据えて働こうと。

26歳、2000万円の買い物です。
もちろん余裕資金なんてないので全てローン。
ここで初めてぼくは借金を背負うことになったわけです。

でもこれだけでは終わりません。
実はこの後に大きな落とし穴が待っていました。

税金滞納

家を買った半年後ぼくは転職をしました。

子供も生まれたし、家も買ったので安定した職業に就こうとの思いから固定給のある不動産会社に席を移しました。

しかし、その会社も3ヶ月ほどでやめてしまいました。

完全歩合の時は個人事業主という形で比較的自由な仕事ができたのですが、固定給の会社に入った途端、会社の方針に100%従わなくてはいけなくなり、窮屈さを感じてのことでした。

通常の感覚では普通のことかもしれませんが、個人事業主としてしか働いたことがないぼくとしては、今までのやり方を会社のやり方に改めるのが辛くてしようがありませんでした。

その後、再び別の不動産会社に転職をした頃、税金の支払いがやってきました。
最初に入った不動産会社は完全歩合の個人事業主扱いであったため、毎年確定申告をしていました。

前年の年収が500万円以上あったのですがキャバクラでの散財で手元に資金がなく、さらに転職を繰り返したことによって収入が大幅に落ちていたぼくには前年度の年収分の税金を支払う余裕がありません。

仕方なく税金に関しては見て見ぬ振り。

この頃から税金の滞納をし始めてしまいました。

役所からは再三督促の封書や電話がきていたのですが、ない袖は振れないと完全にムシ。

そうして税金を滞納し続けること1年、とうとう運命の時を迎えることになります。

そして差し押さえ

29歳、ぼくは3度目の転職をして不動産の営業マンから保険の営業マンになっていました。

保険会社に転職して1年がたった頃です。
突如会社から呼び出しを受けました。

役所から、給与口座差し押さえの件で連絡が入ったとのこと。

再三の督促や役所からの呼び出しをムシし続けてきたツケがとうとう回ってきました。

ここにきてやっと焦りました。

すぐに役所に飛んで行き、担当の方と面談をしました。

このままでは、給与口座ももちろん家の差し押さえにも着手するとのこと。

もちろん今まで対応をしてこなかった自分が悪いのですが、家を取られたらたまりません。

そこでまず、現状で払えるお金がないことを必死に訴えました。

おそらくこんな奴は沢山いるのでしょう。

相手の担当も慣れたもので、ある条件を出してきました。

その条件とは、

『現状滞納している税金(延滞税も含め)約90万円を1年以内に分割で返済する』

1ヶ月に直すと約7万5千円。

正直きつい。

でもこの条件を飲まないわけには行きません。

保険会社は金融関係なので、お金に関するトラブルには特に厳しいです。

会社からは、
役所の指示に従い滞納している状況を改善しなければ会社に置いておくことはできない。
と言われていました。

払えなければ、家も仕事も無くしてしまいます。

この頃ぼくには3人目の子供が生まれていました。

家も仕事も守らなければいけません。

その時役所と交わした誓約書がこちらです。

税金の分割納付を約束して数日後、さあどうやって毎月7万5千円の支払いを捻出するかと考えていた矢先、僕の元には改めて役所から封書がきました。

内容は、
『生命保険の差押調書』

分割納付の約束はしましたが、今ある余分資産は強制的に差し押さえをするということです。

もうどうしようもありません。

正直生命保険はまだ加入してからそんなに日が経っていなかったので、強制解約されても5万円ほどにしかならなかったのですが…

やはり『差押』という2文字は強烈です。

税金を滞納したぼくはとうとう差し押さえを実行されてしまいました。

保険屋が保険を差し押さえられるという、何とも皮肉な展開です。

消費者金融から借金

税金の返済を1年以内に終わらせなければいけなくなったぼくですが、転職したばかりと言うこともあり、どうしても毎月7万5千円を捻出することが難しい。

じゃあどうするか。

借りるしかありません。

ここでぼくは初めて消費者金融から借金をしました。

そしてアコム・アイフル・モビットとちょっとずつ借金を増やしながら1年以内に税金の90万円は完済することができました。

税金を返し、家や給与口座の差し押さえだけは免れましたが、ぼくには18%という高金利の借金だけが残りました。

その後も借金により増える毎月の返済額が家計を圧迫し生活費が苦しくなるたびにクレジットカードのリボ払いなどをし続け、住宅ローン以外の借金はトータルで240万円を超え、住宅ローンの残債1800万円と合わせ借金総額が2000万円を超えることとなりました。

そして債務整理

33歳の夏。

増える借金、永遠と続くかに思われる利息の支払い。

生活に追われ、心も荒んでいきました。

働いても働いても収入は全て借金の支払いと生活費に消え、
いくらも残りません。

そんな状況でお金が足りなくて、またクレカのリボを繰り返したりしていました。

もういっそ仕事も家庭も全部捨ててどこか誰も知らないところにいこうとも思いました。

そして、

とうとう最後の手段と思っていた債務整理を実行に移すことになります。

債務整理です。

 

債務整理についてはこちらの記事をご覧ください。
▶︎【体験談】借金問題を解決するために弁護士に相談!債務整理相談のリアルをブログで解説

 

最初はとても抵抗があった債務整理ですが、

半分自暴自棄になっていたぼくはすぐさま減額相談。
そして実行しました。

ブラックリストに載って、これ以上借金もできなくなった上、クレジットカードも作れなくなりました。

ただ、苦しめられた利息から解放され、終わりの見えない返済地獄から、
借金の総額が確定され、完済に向けての無理のない道筋が見えてきました。

現在の状況

35歳となった現在。

何とぼくは、あのブラックな不動産会社に出戻りしています。
当時は単純にブラックだと思っていた会社ですが。
個人事業主の集まりの会社でした。
給料をもらうという受け身の姿勢でいたからブラックと思っていましたが、
自分が個人事業主で、自分の収入は自分で決めると決意したとき、
とてもいい会社に思えたからです。

何より、借金の返済等合わせて毎月50万円近くが財布から出ていく状況があるぼくにとっては、
普通の会社で30万円給与をもらって働くという選択肢が選べなかったのも大きな理由です。

債務整理をして2年ほど経ちましたが、もちろん支払いも継続中で、
まだまだゆとりのある生活には到底及びません。

4人の子供もこれからどんどん大きくなり、
教育費にももっとお金がかかると思います。

ぼくの今の目標は、副業でしっかり稼げるようになり、しっかりと将来のために貯金・投資で資産を築いていくことです。

そのためにも、ゆっくりとですが前に向かって前進していきます。

ぼくのように借金に悩んでいる方、
債務整理をしようと迷っている方は、
是非、債務整理の相談を無料で受けてみてください。

すぐにする、しないは決めなくてもいいと思います。
ぼくも債務整理の相談をしてから実行に移すまで2年の歳月を要しました。

ただ、自分の現状を把握しておくこと、いくら借金が減るのかを知っておくことは、
借金完済を目指すにあたってはとても大切だと思います。

一緒に借金完済目指して頑張りましょう!

借金減額相談の体験談はこちら
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